先日、香港に遊びと仕事を兼ねて4泊5日滞在しました。香港の楽しみといえばまず食事。そして、私の好きなインターコンチネルの海の景色を楽しみながらのリラクゼーションです。着いた翌日にはまずおいしいものを食べに街に出ようということで飲茶を狙って街に出たけれど、ちょうど日曜日。庶民派の人が集うであろう少し安めのレストランはどこも長蛇の列。この長蛇の列は30人から50人くらいが1時間ほどの時間を平気で椅子に座って順番が来るのを待っている状態には驚かされます。
食べること=香港。と言ってしまえるほど香港の人達は休日に家族揃ってしかも大家族揃っての食事を楽しむのが生活の中の娯楽の中心になっています。ですからおばちゃん、おじいちゃん、孫、一家8人~10人も円卓を囲んでワイワイガヤガヤとそのパワーの大きさにも香港らしさを感じさせられます。本当は広東料理の本物の飲茶を食べたかったのですが、どう考えても一時間でこの列はさばけそうにない。ということで、香港なのに北京ダックを食べることになりました。
シェフは一流の人なので香港で食べる北京ダックは北京よりおいしいというのが常識になっています。皮をパリッと香ばしく焼き上げ、焼き上げる間にダックの臭みのある脂肪はきれいに下に落ちきっていて、皮付きの身が少し残った状態の皮は決して脂っこくなく、甜麺醤という甘めの味噌をつけ、ねぎときゅうり、それに薄餅(ホッペン)で巻いて食べるとそれこそ日本では高級料理の北京ダックが一匹まるまるで5000円程度で食べられるとあって、娘と友人の3人組でほとんど一匹を制覇してしまいました。
北京で食べた北京料理の方がこれよりはるかに臭みがあったし、ダックの身の部分をあとでチャーハンにしてくれてもそれほど食べたいという気分にはならなかったのに比べると本当に幸せいっぱいの北京ダックでした。
香港の幸せはもうひとつ。なんといっても夜12時-1時までホテルのラウンジがオープンしていて十分に混み合っていることです。ホテルのラウンジは決して高くなく、音楽を聴きながらビールやワインを飲んでも3人で2000円程度。そして、ショーの音楽はチェロとコンボとピアノのトリオで曲が香港の夜をロマンチックに彩ってくれる優雅な音色です。

97年の返還前に比べるとイルミネーションは少し地味めになったかなという気がしますが、でも、インターコンチのラウンジから眺めるイルミネーション、そして海の風景は日頃の疲れを150%癒してくれるものでした。