おなかに脂肪がたまる内臓脂肪型肥満は今、メタボリックシンドロームという言葉とともに中高年の人口の2000万人がその対象になるということで、ここ2、3年非常に注目を集めています。内臓脂肪はコンピューターの断層写真で見ると、皮下脂肪は薄く、内臓の周りに脂肪がしっかりたまっている状態を示しています。
女性は皮下脂肪がたまりやすく、男性はリンゴ型といわれる内臓脂肪型肥満になりやすいと一般にいわれてきました。飽食の時代が始まったのは昭和40年代以降からですが、日本人の所得が増えるにつれて、食生活の欧米化や外食傾向が強まり、また、それと同時にアルコールその他の飲料をお茶の代わりに飲む回数も多くなっています。

※内臓脂肪の写真
こうした豊かさと車社会の浸透、運動不足、ストレスの全部が加算されたものが内臓肥満を作り出しているわけですが、この尺度となっているのが、男性で腹囲85cm以上、女性で90cm以上を目安としています。メタボリックシンドロームの一番の点は腹囲が高いだけでなく、他の条件も加われば死亡に至る倍率が非常に高くなるという危険が何倍にも跳ね上がることです。たとえば、メタボリックシンドロームの診断基準をまとめてみると四つあります。