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中国からの黄砂が花粉症をひどくする

 今週、三日前でしたが、いきなり朝、強烈なくしゃみが止まらず今年の花粉症が言われているよりは遅いけど、今日いきなりはじまったのかしらという日がありました。たしか、3月3日の朝でした。主人もスタッフも同じ日の朝、くしゃみをはじめたのでそれはまさしく、花粉症到来の紛れもないサインとみんなが共通して受け止めたものでした。

 今年は1月からスギ花粉の飛散量が例年の5倍から10倍になるということが予告され、薬局に行くと花粉症グッズとしての薬から目薬、滴鼻薬、各種のマスクなどが目立つところに陳列されているのが目に入ります。しかし、この日、テレビをつけて花粉症だけではないもう一つの別のものがこのくしゃみの原因であることが思い知らされたのでした。

 その日、ニュースでは全国的に中国からの黄砂が早々と日本中を覆い尽くしたことを報道していました。アウトドアの車などにもほとんど車体が白くなるほど黄砂がべっとりとまとわりついている風景も映していました。確かに、自分の車を見ると普段汚れていない車がこの日に限って、ほとんど車体全部にきなこをまぶしたような色になっていました。花粉の直径に比べると黄砂の直径はより小さく、ナノサイズだそうです。そして、この日の鼻水、目のかゆみ、くしゃみは花粉と黄砂が混じったものである。ということがあきらかになりました。黄砂の果たす役割についてはいろいろな説がありますが、今の黄砂は汚染物質が黄砂にまとわりついて、酸化された各種の大気汚染物質をふくんでいるので、その黄砂のほこりを吸い込めば、複合線的に花粉症を持つ人が症状がひどくなり、いっそう苦しめられるということがわかっています。花粉のタンパク質が体内でアレルギー反応を起こし、IgE抗体といわれる抗体が生成され、これが蓄積されてきます。この抗体がバケツの中に水をためていってあふれ出るようにある水準の量を超えるとアレルギーを起こす化学物質であるヒスタミンなどが放出され、目のかゆみや鼻水といった花粉症特有の症状が現れてきます。

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※香川ニュースより

 しかし、このバケツの中では花粉だけでなく、黄砂自身がアレルゲンとして水のようにたまっていくので、黄砂が加わればより早く、よりひどくアレルギー反応が起こることは間違いありません。

 こうした花粉や黄砂ですが、部屋の中で暮らす時にはなんといっても湿度を5、60%まで上げることがかなりの効果になります。湿度は現在東京で20%~25%くらいになっていますが、加湿器で湿度を50%~60%くらいまで上げていくと、もともと水分が足りないところに加湿された水分ですから、粒の小さなマイナスイオンになり、花粉や黄砂などを出すとそのプラスイオンを除電する働きがあります。

 これによって除電されたダストの一種である花粉や黄砂はすみやかに床に捨て、部屋全体がクリーンな空気になるので黄砂や花粉を吸い込まないでよいことになるのです。たかが加湿とあなどるなかれです。部屋の中にはこの時期、加湿器と湿度計を各部屋に備え付けることが肝心です。夜、寝る時も加湿しながら寝れば、乾燥している部屋で寝るのに比べはるかに安眠が得られるでしょう。

 余談ですが、韓流ブームに乗ってさまざなな韓流ドラマを見ましたが、ひとつ非常におもしろいのが病院のシーンで、冬のソナタの主役のチェジウが入院した時もペヨンジュンが入院した時もまた、他のドラマでも枕もとには加湿器が必ず備わっていて、病院の個室の風景に定番として定着しているのには驚かされました。日本の病院はこれに比べるとまだまだ遅れているのではないかと思ってしまいます。

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