haru.

20代、ハピパラ世代と地方出身者との消費格差

 就職したあとも親と同居のパラサイトの方が経済的に得だし、楽しい。こんな元気な世代のことをハピパラと呼ぶらしい。ハピパラ世代の消費行動が今のコンビニ、そして携帯、ネットショッピングを大きく支えている世代といっても間違いないでしょう。

 実は、このハピパラという言葉はPHP出版の牛窪恵さんの書いた「20代ハッピーパラサイトの消費のチカラ」という本を読んではじめて知りました。

 この本の中で特におもしろかったのは、ハピパラ世代の20代の女性50人のうち、電車メイクをしたことがあると答えたのは9割。彼女たちにいわせるとマニキュアとかはにおいがするからまずいかもしれない。でも、混んでない時間、口紅塗ったり、ビューラー使ったり何が悪いの?そこで使う化粧品は、意外と直前にエキナカで買った化粧品が多いのだとか。そして彼女たちの特色は車内の他人にはまるで興味がない。自分自身の顔や手元が一番大事でそれにすごくこだわっているから、他の人になんといわれても、「そんなに不快なら見なければいいんじゃない?」という感覚。たぶん、それ以外の上の世代とのマナー、常識というのが大幅にずれかかってきている世代なのだと思います。そして、その中にはやはり、わがままとか自己中という甘えも存在しているのでしょう。また、もう一つ、ハピパラ世代の特色は衝動買いの名人であるということです。なにしろ、携帯を四六時中手放さない世代なので、携帯で何かかわいらしいものを見つけると買ってしまう癖があることです。

happy_parasite.gif

 したがって、同じネットショッピングでもパソコンから買う人はよく考えてものを買うのに比べ、携帯から買う人は携帯に広告が出た瞬間に衝動買いのボタンが押されてしまい、買ってしまうのは、携帯の親指族の反射神経の行動、本能といってよいのでしょう。ほとんどそこには、前頭葉の「買うか買わないか」の判断や、「今月、すでに買いすぎている、それは持っているからやめよう」とか、「他人が買ってからその情報を摂取して考えてみよう」などというブレーキが、携帯から買い物する人は壊れているのではないかという気がするほどです。

 先日、知人のお嬢さんが携帯で600円出して買った化粧品サンプルを見て、私は腰が抜けるほど驚きました。大きさにして3cm、内容量2mlの小さな容器一個だけ。これでなんで600円なの??と驚き、あきれてしまったのですが、もしもソニープラザなどにこれが置いてあったらただのサンプル品と思ってしまうような代物でした。

 たとえば、駅前でただで配られていたら10人中5人は拒否してもらわないかもしれない程度。ネットというのは買うまで大きさがわからず、届いた時になんでこんなに小さいの?と文句を言うのは後の祭りなのかもしれません。

 いずれにしても、今までこうした買い物をするのは、十代の女の子、特に中学、高校生が退屈な授業の間に安いサンプル品だけ買いまくる、そういう世代なのだと思っていたのですが、それが20代まで年代が上がってきているということが日本の今の現実なのですね。

 さて、こんな日本の女性たちがこのあと結婚してどうなるのか本当に子供が育てられるのでしょうか。危うい気持ちがするのですが。

■20代・ハッピー☆パラサイトの消費のチカラ―なぜ彼らは、こんなに買ってしまうのか?
http://www.php.co.jp/bookstore/detail.php?isbn=978-4-569-69431-3

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://haru.dr-sugahara.net/mt/mt-tb.cgi/793

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)