haru.

RNA解析

DNA、RNA解析などの遺伝子解析の利用で現在人類にもっとも貢献しているものの一つはウイルスのRNAの解析だろう。 サーズにしても、鳥インフルエンザからRNAが人から人に感染する新型インフルエンザウイルスのRNAへの変化への刻々とした報告、危険予測もコンピューターによる解析にもとずいている。
 刻々として人から人型(H2H)に近づいている今、いつ世界中を襲うパンデミックになってもおかしくはない状態になっている。

 今日読み終わったーーーーーの本上下の著者は香港のアジア版タイムスの編集長として家族とともにSARSの時期に香港島に生活し、刻々増加するSARZ患者の感染源を、そして隠ぺいされていた中国本土の疫病の感染のひどさをはじめて、全世界発信し、中国政府に隠ぺいをやめさせた当事者として、とても迫力のある時系列に乗っ取った感染の広がりを再体験させてもらえるものとして、とても迫力があり、また大変勉強にもなった。

 香港政庁の衛生局の学者たちの世界最高水準のウイルス解析と、水際作戦の迅速は
行使、そして隔離が日本への飛び火を防いだのだろう。
 お金もうけした中国人のゲテモノ食い道楽として野味料理店が広州を中心に大流行し、そこで美味の一種としてウイルス感染源のーーーーも大量に料理されたべられていたのだという。
しかも雑多な野生動物とあまりに人口過密のこの地域が狭いところでひしめきあって生活するうちにウイルス遺伝子が人から人に感染可能なRNAに変異してしまったのだ。

 この戦いは空気が乾燥し、ダストが増加する冬に大流行し、乾燥がおわる4,5月のころには終息した。 
 私の研究ジャンルであるイオン科学はつねに相対湿度を50から60パーセントに保つことが重要である。 ちなみに花粉飛び交う今日の湿度は20%。 
 湿度がないほうがインフルエンザウイルスも元気ずく。 新型インフルエンザも湿度に弱いことをいのり、空気中のウイルスダストを最小限にするための部屋の工夫を誰しもすべきだろう。 加湿器、加湿型イオン発生装置、イオンエアコンと加湿器の併用など。

 ところで問題になった野生動物を美味として宴会でふるまう野味料理はその後中国政府の許可でいまの大繁盛。 つまり第二、大さんのSARZ,,,ウイルスの顔は違うかもしれないが、、、、いつまた中国発パンデミックがおこってもおかしくはない。
 命をまもるための科学知識は普通の人にも大事なことだ。しかしあまりに高度な科学の縄の何重にもなわなされた複雑科学を理解するのはまたとても大変だともおもう。 

この本は従来の世界中の科学者がかいたどんなウイルスアウトブレイクの本よりもわかりやすく、そして映画フィルムの臨場感があり、基礎知識のために読んでみる価値のある本だとおもう。


菅原明子

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