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新型インフルエンザに対する行動計画

現在はどんな段階にあるのか?
新型ウイルスが大流行まで、6つの段階があることが想定されています。


出典:WHO
第一段階、第二段階は、動物から、人に感染する可能性、あるいは危険性の高いウイルスが検出されている段階。日本は、第二段階で防止に成功しています。
第三段階は、鳥インフルエンザの、鳥から人への感染が確認されていて、人から人への感染は起きていない段階で、東南アジアは、第3段階に入っています。
第四段階、第五段階は、ウイルスが変異し、人から人へと感染する新型のインフルエンザウイルスが出現した段階です。感染の拡大の程度で二つの段階に分けています。ウイルスが変異し、第四段階になるのが、当面最大の焦点です。
第六段階は、一般社会で新型インフルエンザの感染が急速に広がっている段階です。厚生労働省の検討委員会は、新型インフルエンザが出現した場合の患者数を2500万人、死者数は64万人と推計しています。


これに対する国の対応はどのようになっているのか。

 厚生労働省は11月14日、新型インフルエンザへの対応策として、「行動計画」をまとめました。
第一段階は監視。
第二段階は新型インフルエンザの出現に備えた、ワクチンの開発、抗ウイルス薬の備蓄などが、この段階から始まります。
第三段階になりますと政府として行動計画をつくる。さらに医療機関の確保です。実際に東南アジアではこうした段階に入っています。
第四段階です。第四段階にはまだどこの国もなっていないのですけれども、新型インフルエンザが発生した地域からの入国者に対する検疫が強化されます。また、ウイルスが確定次第連々かに感染症法に基づく指定感染症への政令指定を行うことになります。感染が疑われる人は、指定医療機関の、空気が外に漏れない設備のついた個室に入院してもらうことになります。全国で900床が用意されています。また、家族や関係者には外出を控えてもらうことになります。
第5段階になりますと、休校や大規模集会の自粛などが必要になります。このように、国民の社会生活を一部制限する内容を含んでいますので、説明と理解を得ることが必要です。
第6段階になりますと、あらかじめ指定した医療機関の収容能力を超える可能性もありますので、指定された以外の医療機関の協力も求めることになります。治療薬は、重症の患者や医療従事者に優先的に割り当てることになります。

基本的な予防策
 行動計画のポイントは流行状況を監視して、発生をいち早く把握することが重要ですし、基本的な予防策というものが必要となってきます。それぞれの人ができる感染予防策として、外出を控える、マスクをする、手洗いやうがいを励行する、外出中は手で目、鼻、口の粘膜を触らない、十分な栄養と休息を取るといったことが挙げられる。こうした一般的な予防法が感染の予防策としては一番効果があるのです。


個人の計画と事前準備
 アメリカの保健省は個人と家族に対しても、新型インフルエンザに対する計画と事前準備をとるよう呼びかけて、チェックリストを示しています。
(1)水と食料を確保しておくこと。店に行けない場合、店の在庫が切れたときに備える。これは今で聴くと大げさに聞こえますけど、災害の時にも役立つわけです。私は1995年の阪神大震災の取材を経験していますが、まぁ、日本みたいな国だったら救援物資が届くのですけれども、しかし、最初の3日間は水、食糧が必要です。また、怪我などをしたときに地域単位で医療の体制を確保するということが必要になるわけです。
私自身も家庭ではそうしています。非常食を用意していますとすぐに分かりますが、
賞味期限が1〜3年程できれてしまいますね。私の場合、25年もつビスケットとか、5年もつ水などを用意していますが、やはり、新型インフルエンザ以外にも災害があるわけですから、そういう対策は必要です。
(2)新型インフルエンザで、家族に患者が出たときにどうするか話し合っていく。
(3)ボランティア、自治体がどのように対応するのか、チェックしておく。
(4)子供に、基本的な予防策を教えておく。
というふうにチェックリストは示しています。

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