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日本での鳥インフルエンザの発生

日本では、2004年、79年ぶりに高病原性鳥インフルエンザH5N1が発生しましたし、2005年6月には、茨城県の養鶏場でH5N2型の鳥インフルエンザが発生しました。

2004年のケースはおそらく渡り鳥によるものだろうと思われ、2005年のは、鳥用のワクチンが海外から持ち込まれて感染源になったのだろうと言われています。

ヒトの感染が相次いでいるH5N1型は、2003年以降ヒトに感染するケースも相次ぎ、感染者・死亡者は増え続けています。ヒトヘの感染が起きた地域も東南アジアから中国、そして2006年にはトルコ、イラクに広がっています。WHOが確認した症例は、2006年4月4日現在、ベトナム、インドネシア、タイ、中国、カンボジア、トルコ、イラク、アゼルバジャイン、エジプトの9カ国で感染者191人、死者108人となっています。ヒトが感染したケースのほとんどは、感染したニワトリなどに接触したことが原因と見られています。鳥インフルエンザでも、大量のウイルスを吸い込むなどした場合には感染するわけです。一方、感染した鳥に接触したことのない人の感染例も報告されています。現時点ではヒトからヒトヘの感染はきわめて稀と見られていますが、ヒトヘの感染を繰り返すうちにヒトのインフルエンザウイルスと遺伝子の組み換えを起こして、新型ウイルスが出現する場合もあるのです。また、鳥の間での流行が続けば、それだけ突然変異を起こして新型ウイルスが発生するおそれが高くなるのです。
今、危険性が増しているのは、トルコで検出された鳥インフルエンザウイルスが鳥型からヒト型に変化し始めていることです。スペイン風邪のときには鳥型のウイルスがヒト型に変わるのに遺伝子が10箇所変異していたのですが、トルコで検出された遺伝子の変化は10の変化の内、4つまで変化していたのです。このように新型インフルエンザ出現の可能性がさらに高まっているという事で専門家は非常に警戒をしています。例をあげて言いますと、新型ウイルスの出現にむけて導火線に火が付けられて、ジワジワとその時が迫ってきているということです。
 ヒトが鳥や豚と濃密に生活する地域は中国南部・東南アジアなどですのでこういう地域での新型インフルエンザの出現が高いというふうに思われていますが、これだけ世界的に感染が拡がった状態ではどこで新型インフルエンザが出現してもおかしくないのです。

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