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フランス人は食の楽しみ、アメリカ人は食を恐怖している

 アメリカ、日本、ベルギー、フランスの食事に対する意識の違いについての研究。この4カ国はともに先進国ですが、これらの先進国の中で食事に対しての意識が非常に違うという事がわかりました。この研究が行われた動機としては、フレンチパラドクスといわれるように赤ワインをよく飲むフランス人達は食事が大好きで食べる事にほとんどストレスを発散するための唯一の方法と考えているのにも考えているのにも関わらず、実際のところ心臓病による死亡率がアメリカ人の1/2と少ないということでした。
 調査されたものは、食事に対して人々の関心。具体的には食事に対する恐怖心、不安、恐れ。プラス面では快楽、楽しみ、人との交流。3番目には人々の健康意識。4番目には異なる文化の中で料理する、しない等の面について心理的な面も含めて研究されました。  結果から見ると非常におもしろいものがあります。まず、最初にアメリカ人の傾向がダントツ変わっている事です。例えば、アメリカ人は健康志向が非常に強く、食塩を減らした食事をしなきゃいけないだとか、食事に対する関心が強い。  また食事に対する恐怖心や不安感を持っている。この事は、健康に対してこんなものを食べたら太るんじゃないか、こんなものを食べたら病気になるんじゃないかというような不安感をたくさん持っているという事です。  そのくせ、食事というものを快楽、つまり人との楽しみであり、食事がおいしいものである豊かなものであるという意識が最も少ないのがアメリカ人でした。そして、食事と聞いて「あ!料理をしなくっちゃ!」「あんな料理やこんな料理がおいしい」というような食事と自分が料理をするという事の連想がまったくないのがアメリカ人だという結果です。そして、実際のところ、塩分を減らす事に対しても健康意識においても優れた結果を出しているアメリカ人ですが、実際のところどのように食べていたかという事を調べると4カ国の中で最も食事の結果がよくなかったのもまたアメリカ人だという事です。  さて、こんなふうに見ていくと次に気になるのが日本人です。今のところ日本人は少なくとも食事と聞くと自分で料理をする事をイメージする。という意味ではアメリカ人よりもはるかに立派であると言えますが食事をおいしいもの、楽しいものと感じる意識はフランス人よりも高くない傾向であり、また、実際のところ健全に食べているかどうか。例えば3食食べているか、バランスよく食べているか。そして、野菜等健康によくてローカロリーなものをたくさん食べているかという実際の食行動の結果において、下から二番目。つまり、アメリカ人に次いで結果が悪かったという事。この事は長寿国日本。そして山海の珍味に恵まれ、多くの食材に恵まれた我が国、日本においても今後、栄養や内容の貧しい方向への地すべり現象は近い将来の日本人のメンタリティーやマンパワーに影をおとすのはまちがいないように思えます。

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