haru.

海洋深層水知っていますか?

 最近、新聞や雑誌等で海洋深層水というものが語られ、また非常に注目を浴びています。化粧品売り場に行くと様々なきれいな色つきのビンの中に入った海洋シンソウ水がそのまま保水力のある化粧水として売られていたりもします。
「ところで海洋深層水って一体何なの?」「本当に体にいいのかしら?」という疑問が湧いてきます。 海洋深層水というのは、一言でいうのはどういうものなのでしょうか。ちょっと説明してみましょう。  太陽の光が届かないので非常に地質やリン等の栄養が残っているのがこの海洋深層水です。海洋学的には、海水は浅い方から表層、中層、深層、低層に分けられて深層は深さ3000メートルから5000メートル程度の場所にあるのが深層ですが、今話題の海洋深層水はその深層の水ではなく、深さ200メートルより下の中層にあたる水です。この中層の水は温度が低く、年間を通して9℃前後。海洋深層水が最初に注目されたのはこの水温で1920年代にフランスで海の中層と表層との温度差を利用した発電が試みられたのがきっかけです。  今でもこのような開発が世界中の様々な場所で行われています。それと平行して最近、注目されているのが200メートル以下の海の水は太陽の光がほとんど届かないために、海草や植物、プランクトンが光合成ができず、海水中の窒素やリン等がそのままそっくり光合成に利用されないために海の水の中に残っているのです。この栄養成分が普通の海水と違うところから分析してみると、鉄や亜鉛等の金属イオン濃度が表層の海水より5倍から10倍だという事がわかっています。  今のところアトピー等にも効果があるようですが、なぜそうなのかという事はわかっていません。アトピーの人が使ったところ、約500人の患者の中で効果が著しい方が14%。有効が52%というようにかなりの効果があるようです。メカニズムの解明にはまだ至りませんが、そういった意味で今後非常に、注目されていくものです。アトピー性皮膚炎の治療効果においては、ぶどう状球菌の殺菌作用が考えられています。深層水に含まれるものとしては鉄等の金属イオンが多く、酸素と反応して活性酸素を作り、この活性酸素が生態障害を引き起こす可能性もありますが、アトピー性皮膚炎の場合はこの活性酸素をつくり出す事によってぶどう状球菌を殺菌しているとも考えられます。いずれにしても、今後の様々な解明が待たれるところです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://haru.dr-sugahara.net/mt/mt-tb.cgi/688

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)