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タミフル

菅原ところで、治療という観点ではタミフルを利用すると死亡率を約半分に抑えることができるというWHOの報告を読んだことがあります。このタミフルが日本でも2007年までに2500万人分用意すると政府も言っているそうですが、実際には私たちの手に入ると考えてよいのでしょうか。

岡田それは厚生労働省が新型インフルエンザの対応策として構造計画をまとめています。この行動計画で抗ウイルス剤(タミフル)の備蓄2500万人分と発表しました。患者一人に対して五日分の治療薬が必要だと想定した上で国と都道府県が備蓄した量を2100万人分としてその割合を従来の目標より引き上げました。製薬会社は生産を増やして計画通り確保できるように努力しています。

菅原でも、アメリカで空港からたった一人の新型インフルエンザの人が入国しただけで3ヶ月でアメリカじゅうに蔓延するのであれば、日本では日本中くまなく新型インフルエンザにさらされるのに1ヶ月もかからないと考えられます。つまり、空港からたった一人の人が入国すれば、4,5,6の段階はあっという間に過ぎてしまうことも考えなくてはならないですね。そこで、病院に行ってタミフルをもらうということが実際可能でしょうか?

岡田タミフルに関しては厚生労働省が厳重に、緻密に割り当てを決めていくことになるでしょう。まず、重症の患者や医療従事者、そして国のインフラにかかわる人たち。例えば、報道、電気、水道ガス、交通機関、電信関係者、消防、自衛隊、警察、政治行政に携わる公務員など、それから食料輸送、学校、幼児など…。しかし、一般の人がこうした割り当てにカバーされるかとなると、それはわからないし、むしろ手に入らない場合を想定して動かなければならないでしょう。

菅原どんな対策を一般の私たちは用意しておかなくてはいけないのでしょう。普通に考えたら新型インフルエンザにかかっていなくても、何とかタミフルはもらいたいから病院に行列してしまうという、馬鹿なことをしたくなりますよね。私自身もそうなったら、家族分くださいと病院に行きかねないです。

岡田病院に行けばもっと重症の患者がいて、数時間も待たされているうちに濃密感染で新型インフルエンザをもらいに行くようなものですね。だから、重症でもないのにタミフルだけが特効薬と誤解して、パニックを起こして病院に行くことだけは避けなければならないでしょう。また、日本国内で新型インフルエンザが流行りだしたら、できるだけ人ごみを避ける。人ごみに行けばウイルスをもらうことになります。重傷でない限り自宅療養を勧めている保健所もあります。外出しないことが一番なのです。タミフルは特効薬ではありません。過信は禁物です。だから、最低でも水と食料を10日間分。水に関しては水道局が稼動していると考えれば、食料さえ十分に確保していれば家にいて、患者との濃密感染を避けることがベストだと考えてよいでしょう。日本で新型インフルエンザ第1波のピークが去るのに約1〜2ヶ月位いです。ですから、10日と言わず、1ヶ月分の食料と対策グッズをしっかりと事前に用意しておけば一番安心です。

菅原食料を用意するのは外出を避けるためだけですか?それとも皆が買占めに走ってコンビニやスーパーの食料品の棚が空っぽになってしまうからですか?

岡田想定されるのは、世界中の食料流通がめちゃくちゃになる。日本の場合、毎日のように東南アジア、アメリカから入ってくる食料品(鶏肉、牛肉、豚肉、ねぎ、白菜、キャベツ、しいたけ、あさり、えび・・・)生鮮食品も海外から入ってこなくなる。と同時に普通の長距離輸送のトラックを運転する人もスーパーの店員さんもインフルエンザになるし、同時に交通機関がほとんど機能しなくなって近所のスーパーも品薄状態から店を一時休業にしてシャッターを閉めてしまうかもしれません。もちろん、昭和40年代のトイレットペーパー買占め事件のようにテレビでこれらの現象をニュースで報道すればするほど、皆が食料品や雑貨を買占めに走って、あっという間に売切れてしまうかもしれません。

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