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アルツハイマーや老人ボケには低分子のレシチンが予防するかも…

レシチンを低分子化したエキスを作った会社が、それを実験にかけて脳に効くという事を立証したいと産業医科大学の菅野先生に頼んで、それを飲んで人の脳波を調べたんです。
その結果、飲む前はα波がでていなかったんですけど、飲んでからじょじょにα波が増えはじめたというデータがとれたんです。

まだ一例しかなく、これ例だけでこの食品を飲んでα波が増えるということは別として、
レシチンは大豆の中に含まれているので、レシチンが大脳にいいと言っていても、低分子にしないと場合によっては、きれいに吸収されず、腸内でトリメチルアミンに変わってしまうと、吸収されてから、発ガン物質になってしまう危険があります。

いままで、脳の中のコリン作動性ニューロンがうまくいかなくなってしまう時に、アルツハイマーになってしまうんではないかと言われてきて、その予防として、脳内の神経伝達物質として非常によく知られているコリンを食べればいいのではないかということで、コリンの研究がされているんです。

しかし、コリンも食べ物でとってしまうと、残念ながらトリメチルアミンという発ガン物質に変わってしまうんです。コリンを与えてもうまくいかないので、今、レシチンが注目されているんです。

下の図のように、レシチンはアセチルコリンよりも分子量が多いんです。
そのためにこれがコリンになるためには、もう一段階、もう二段階の反応を受けないとアセチルコリンにはなれないけど、それに近いレシチンがいいということが言われています。

いろんな大学でレシチンを使った動物実験をしたりしているんですけど、
それでも、「人間の脳に絶対いい」とわかるところまではいってないんです。

しかし今回、低分子化したということは非常に意味のあることだと思うんです。
低分子のものは小腸でほぼ吸収されるけど、高分子のものは悪くすると大腸に入ってしまってメチルアミンに変わってしまう可能性があるんです。

しかし、低分子の場合は、早ければ胃から吸収されたり、舌から吸収されたりするのでその心配はありません。

実際に下の図を見ると飲んでから大体15分後(赤枠)にα波が増えています。

吸収のいいものでも飲んで30分しないと胃から吸収されないんです。
ところが、今回は飲んで15分からα波の反応が出ています。
これは、舌下、つまり舌の段階から吸収されている可能性もあるので、
この食品は、かなり可能性のあるものではないかなと思うんです。

これから高齢化時代を迎えるわけですが、大豆タンパクが不足していたり、栄養失調になっている人はレシチンが不足します。レシチンが不足すると日本のお年寄りは便秘しやすいんです。
便意をもよおしている直腸からの筋肉の神経伝達が大脳に届いていない。
レシチンを食べたとしてもアセチルコリンにならないでトリメチルアミンという発ガン物質になっているケースが多いので、そういう意味では「どうやってレシチンを吸収のいい形でとるか?」という部分でも、アルツハイマーの予防としてもいいものではないかなと思います。

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