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母性スイッチは脳にある?

先日「特命リサーチ200X」を見ていたら、母性というものが最近なくなってきて育児放棄をしている女性が増えているという特集をやっていたのです。
その中の仮説で、「母性にはスイッチがある」と言っていたのです。
視床下部の「内側視さく前野」がスイッチオンにならないと母性が発現しないという仮説です

脳動物実験で視床下部の「内側視さく前野」を取り除いた母親のねずみをそのねずみの産み落としたばかりのねずみの赤ちゃんといっしょにしておいても母親のねずみは母乳も与えず、フラフラと遊んでいて母性は発現しないのだそうです。

では、スイッチがオンになるには何が必要かというと「ホルモン」なんです。
ホルモンのなかでも妊娠中から増えてくる「オキシトシン」と「プロラクチン」が関係しているといわれていて、
「プロラクチン」というのは特に母乳を与えた時に出てくる量が増えるものなんですが、この授乳期に「オキシトシン」「プロラクチン」が大量に出てくればスイッチオンになるん、しかし、これが少なければスイッチが入らないと。
ホルモンの減少というのは最近の母親が母乳をあげなくなったことや赤ちゃんとのスキンシップをあまりしてない人だと「オキシトシン」「プロラクチン」も少ないんじゃないかといわれていて、それが原因ではないかと説明していました。

この特集を私が見ていてこの仮説はかなり正しいんじゃないかと思ったんです。

今の病院出産は最初から赤ちゃんとお母さんが別室が多いんです。
夜中の授乳というのは看護婦さんが定時にお母さんのかわりに粉乳を与えるケースが多いんです。
夜と朝の間8時間くらいの二回の授乳は最初から粉乳になっているんです。

私が赤ちゃんを生んだ時は助産所で産んだので、赤ちゃんが私の隣にいて、いつでも、数の制約なしに時間も決めないで、赤ちゃんが欲しいと言った時、毎回母乳をあげる形式だったんだけど、そういうところが今、全国の病院を見渡しても皆無に近いのです。

女性の母乳は出てくるまで手間がかかるんですけど粉乳を赤ちゃんにあげると母乳が出にくくなるという傾向が実際にあるのです。
病院出産の結果、病院の都合によって授乳をする形式になっているのでそういうことも含めて結果的に「プロラクチン」がでにくくなってる、そして母性が発現しにくくなってると思うわけです。

それと同時に病院を退院する時には粉乳の作り方を教えてくれるんです。
病院の中に粉乳メーカーがシステムのなかに入ってるので、お母さん達ががんばって母乳を出すという必然性に対する教育が欠けてるのが病院出産なんです。
勿論、帰りには粉乳のプレゼント付きです。

これから子供の数が減っていくのでこれからひとりひとりの赤ちゃんが豊かな母性の中で育まれていくのが大事だとしたら、病院のあり方も考えなければいけないなと。
今回の「特命リサーチ200X」はそういうところを考えさせられました。

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