アメリカ、ヨーロッパではGI(血糖指数)コントロールやGL(血糖付加指数)コントロールが食事指導の中に導入され、日本以上に糖尿病での食事に新しい方向性が出てきている。

まだ日本ではGIもGLも積極的に導入されていないのは残念なことだといえる。しかし、アメリカ滞在中にテレビを付けると、製薬会社とその広報のCMが1日5、6回以上流れているのだが「私は糖尿病。でも注射が全然痛くないから、これなら一生安心して注射し続けることができる」という6歳〜10歳ぐらいの小児糖尿病の子供たちがにっこり笑って痛くない注射針を使って自分でコントロールをしている姿を見かけることが多かった。ここでは食事をコントロールしようという話は全く出てこず、糖尿病になったら後は医者の指示に従って、投薬とインシュリン注射を一生続けていくんだよという刷り込みがされているような気がした。
インシュリン注射や投薬で本当に糖尿病の危険が去るのかどうかが問題なのだが、そうではないという研究データーがでているのだ。1998年のこの調査は10年間にわたって4209例という史上最大規模で行われたもので、その結果は世界中の糖尿病研究者から最も権威あるものとして信頼されたものである。
結果からいえば、インシュリン注射を中心とした半分のグループと食事管理の穏やかなグループとで10年後の合併症の結果を見ると、インシュリン注射と薬の糖尿病治療では、腎臓透析になったり失明したりする危険は減るが脳梗塞になったり心筋梗塞になったりすることによって死ぬ危険は減らない。つまり、この研究は、空腹時血糖値を低くコントロールするという従来の治療方針では、糖尿病の患者さんが最も恐れている、合併症による死の危険を少しも減らしていないということを立証してしまったのである。小さいうちからインシュリン注射だけが唯一の管理方法だという方向に大衆の考えをリードしていくとやっぱり製薬会社は儲かってしまうのかなと考えさせられます。
コメント (1)
子供の糖尿病患者に対し、食事をコントロールしようという話は全く出てこず、糖尿病になったら後は医者の指示に従って、投薬とインシュリン注射を一生続けていくんだよという刷り込みがされているような気がした。というところに恐ろしさを感じた。米国では、貧富の差が激しいが低所得者ほど肥満率が高いと聞く、日本も格差が確実に広がっている心配でならない。
投稿者: お試しサンプルの日記 | 2006年7月22日 17:54
日時: 2006年7月22日 17:54